SDGsって?

持続可能な開発目標(SDGs)、通称「グローバル・ゴールズ」は、貧困に終止符を打ち、地球を保護し、すべての人が平和と豊かさを享受できるようにすることを目指す普遍的な行動を呼びかけています。

これら17の目標は、ミレニアム開発目標(MDGs)の成功を土台としつつ、気候変動や経済的不平等、イノベーション、持続可能な消費、平和と正義などの新たな分野を優先課題として盛り込んでいます。ある目標を達成するためには、むしろ別の目標と広く関連づけられる問題にも取り組まねばならないことが多いという点で、目標はすべて相互接続的といえます。

SDGsは、パートナーシップと実用主義の精神に基づき、いま正しい選択をすることで、将来の世代の暮らしを持続可能な形で改善することを目指します。すべての国がそれぞれの優先課題や、全世界的な環境課題に応じて採用できる明確なガイドラインやターゲットも設けられています。SDGsは包摂的なアジェンダとして、貧困の根本的な原因に取り組むとともに、人間と地球の両方にとってプラスとなる変化の実現に向け、私たちを団結させるものとなっています。アヒム・シュタイナーUNDP総裁は「2030アジェンダの支援は、UNDPにとって最優先課題のひとつです。SDGsは貧困、気候変動、紛争など、私たちの世界が抱える喫緊の課題のいくつかに取り組むための共通の計画とアジェンダを私たちに提供しています。UNDPには、前進の原動力として、各国が持続可能な開発に向けた道を歩むための支援ができる経験とノウハウがあります」と呼びかけます。

国連開発計画(UNDP) 持続可能な開発目標より引用

マリンレジャー産業が健全化すると11つのゴールが達成できます

JAICAも、「観光開発は全てのSDGsに貢献する」すると言っていますが、沖縄県マリンレジャー事業者団体連合会(MBF)はマリンレジャー産業が健全化すると少なくても11のゴールが達成できると考えています。

目指す11ゴール

マリンレジャー産業はサービス提供価格の適正化に苦しみ価格競争から低賃金、重労働に加え最低賃金も支払われていない事業者も存在します。
産業を健全化することで適正価格でのビジネス環境創出を目指します。

ダイビングは、老若男女・ハンディキャップの有無に関係なく誰もが一緒に楽しめる数少ないマリンレジャーで、全ての人が安全で健康的に楽しめる環境創出を目指します。

事故に遭わないダイバーを育成できるインストラクター育成を目指し、各地域でインストラクターを集めて、安全や環境保全の研修会を開催し、質の高いサービスが提供できる人材の育成を目指します。

マリンレジャー産業では男女の差別なく同一労働・同一賃金が実践されているだけでなく、リーダーとして社会で活躍している、女性のダイビングインストラクターや女性の経営者も多く存在します。

沖縄の海の素晴らしさを伝えられるやりがいのある職業として、若い人材の雇用の場の創出が可能で、社会問題となっっている人材不足解決に寄与することを目指します。

沖縄は世界に誇る透明度の高い海と生物の多様性に富んだサンゴ礁を有するリゾートで、安心で安全なサービスを提供する「沖縄ブランド」確立を目指します。

SDGsと地方創生の親和性は高く、マリンレジャー産業が沖縄の大きなコンテンツになる可能性が高いが、低賃金、長時間労働のブラックのイメージが強く、慢性的な人材不足となっている現状の改善を目指します。

ゴミの分別をしっかり行い、ペットボトルなどリユース可能な資源のリサイクルに積極的に取り組み、使い捨てプラスチックゴミの削減を目指しています。

海洋生態系も気候変動の大きく影響を受けています。海洋汚染、気候変動をはじめとする環境問題への学びを深めるオピニオンリーダー的な役割を担える人材育成を目指します。

海の豊かさを享受する事業者にとって生物多様性を守るため、各地域で環境保全活動が行われている。
また、ゲストにも生物にインパクトを与えないよう、環境配慮の必要性を啓発する活動を続けていきます。

各地域の観光情報を発信することでパートナーシップの絆が強まり、観光産業だけでなく地域への経済効果がさらなる絆の強化へと繋がる。
「瞬発力」ではなく「持続力」で地域引力を生み出し、持続な可能な観光産業にすることを目指します。

サンゴ保全活動

サンゴ植付け海域選定基準

1.以前に豊かなサンゴ礁生態系が構築されていた海域

沖縄県マリンレジャー事業者団体連合会(MBF)は、1998年のサンゴの白化現象やそれ以降のオニヒトデの大量発生によって衰退したサンゴ礁生態系の回復を目的としているため、それ以前に豊かなサンゴ礁生態系が確認・記録されている海域を選定基準としています。
自然な状態において豊かなサンゴ礁生態系の確認されていなかった海域においては、地形学的・水理学的な何らかの環境要因がサンゴにとって好適な海域ではなかったと考えられます。
例えば波浪の強く当たる海域であったり、潮流の著しく早い海域であったり、陸上の淡水の流入が大量にあったり(赤土の流入だけではなく通常の河川水であっても好適であるとはいえません)、内湾で新鮮な海水の交換が悪かったりということです。せっかく植えつけたサンゴがこのような自然環境要因で死滅もしくは生育の阻害があるのでは意味がありません。

2.サンゴ捕食者の脅威が少ない海域

サンゴにはオニヒトデ以外にもレイシガイダマシ類の貝類やブダイ類やチョウチョウウオ類の魚類といった捕食者がいます。その中でも特にオニヒトデはサンゴに対しての捕食圧が強いため、大きな食害を与えます。もちろんオニヒトデもサンゴ礁生態系の構成種であるためその存在によって新たなるサンゴの進入場所を提供する役割も持っていますが、2000年以降の大量発生状況であると著しく生態系のバランスを崩壊させているようです。
オニヒトデの駆除活動が現在でも県内各海域において実施されていますが、非常に時間と労力と経費を必要とします。沖縄県マリンレジャー事業者団体連合会(MBF)だけでは、植えつけたサンゴのために定期的にメンテナンスに通うことは厳しいのが現状です。
 

植え付ける岩盤を磨く作業
植え付けたサンゴ岩盤から剥がれないように始めに行う岩盤磨き作業
植付けたサンゴが波浪で飛ばされないようにコーキング剤を使用して岩盤への固定作業
岩盤に固定されたエダコモンサンゴ

サンゴ捕食動物の駆除

慶良間諸島阿嘉島でのサンゴ捕食動物レイシガイダマシの駆除作業と駆除されたレイシガイです。白くなっているサンゴはレイシガイに捕食されて死んでいます。

サンゴを捕食中のレイシガイダマシ
レイシガイダマシの駆除作業
阿嘉島の1つのダイビングポイントでの駆除
駆除されたサンゴ捕食動物レイシガイダマシ