沖縄県マリンレジャー事業者団体連合会(MBF)所属団体では、ダイビング指導団体や一般社団法人日本レジャーダイビング協会の作成した以下のガイドラインを参考に、感染防止の取り組みを行っています。
各地域・団体においても自主的にガイドラインを作成して感染防止に取り組みを行っています。
感染防止対策の基本(三密を回避)
- 場内衛生確保、感染防止対処
- スタッフの健康管理/処遇
- 感染者が発生した場合の対処(保健所からの通知・本人からの通告)
- その他、サービスの提供にあたり
- 施設内で触れるところの消毒は、アルコール(濃度 60%以上)や次亜塩素酸ナトリウム 溶液(濃度 0.1%~0.5%)を使用
- 新型コロナウイルス感染症の拡大防止に資するよう、厚生労働省が新型コロナウイルス感 染症対策テックチームと連携して開発した新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) を、各自スマートフォンにインストールして利用することを推奨しています。
各項目の詳細
1. 施設の入場制限
以下に該当する従業員の勤務を禁止し、利用者の入場を制限する。
- 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状がある。
- 重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある。 (※)高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や透析を受 けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方。
- 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が4日以上続く。
- 新型コロナウイルス感染症陽性とされた者との濃厚接触がある。
- 同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる。
- 入国後の観察期間を必要と発表されている国・地域等への渡航、並びに当該在住者との濃厚接触がある。
- 嗅覚・味覚に異常を感じる。
- その他新型コロナウイルス感染可能性の症状がある。
2. 人と人との距離の維持
- 人と人とが接する際の距離は最低1メートル以上、できれば2メートルを確保する。
3. こまめな手洗い及びマスク等の着用
可能な限り、施設の入り口に手指消毒用のアルコール消毒液を設置し、従業員・利用者共に施 設に入場する場合には、それによって手指の消毒を行うこととする。 アルコール過敏症の人については、同等の代替手段の提供の提供。(洗面所に誘導して 石鹸による手洗いを行なう、等)
また、施設内においては、従業員・利用者共に、常時鼻と口を完全に覆う、適切なマスク等を 着用する。マスク等の着用のない者は施設への入場を制限する。
4. 施設の換気
施設内の適切な換気を行なう。
常時一定の換気を確保すると共に、時間を決めて室内の空気を完全に入れ替えるような全 換気をする。
5. 施設の消毒
施設内の適切な消毒(除菌)を行なう。 ドアやテーブルなど複数の人の手が触れる場所は頻回に行ない、その他の場所についても 洩れなく行なう。
6. 利用者への注意喚起
施設利用時の注意事項並びに、体調が思わしくない時の来店自粛をウェブサイトや掲示で お客様へ呼びかけ、実行の徹底を強く求めていく。
症状のある方の入場制限(掲示例)
感染拡散を防ぐため、しばらくの間、以下の点を厳守の上ご利用いただきますよう、強くお 願い申し上げます。
少しでも該当すると感じる点がある方のご来場は固くお断り申しあげます。
次の症状がある方等、該当する点があるお客様は来場をお控えください
- 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状がある方。
- 重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある方。 (※)高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や透析 を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方。
- 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が4日以上続く方。
- 新型コロナウイルス感染症陽性とされた者との濃厚接触がある方。
- 同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる方。
- 入国後の観察期間を必要と発表されている国・地域等への渡航、並びに当該在住者と の濃厚接触がある方。
- 嗅覚・味覚に異常を感じる方。
- その他新型コロナウイルス感染可能性の症状がある方。
場内衛生確保、感染防止対処
お客様やスタッフが手に触れるであろう設備を確認し、スタッフによる消毒と清掃を徹底 する。
また、クラスターを作らないために、予約制の徹底により、可能な範囲で店内の人数を 制限した運営を行います。
1. 店舗全般
- 基本的な感染症対策(手洗いや咳エチケットなど)を徹底する。
- 新型コロナウイルス感染可能性の症状がある者(1.(6)の掲示例に列挙されているよ うな場合)の勤務を禁止し、利用者の入場を制限する。
- 入口及び施設内に手指の消毒設備を設置する。
- スタッフ、お客様共にマスク等をする。
- 長時間の対面接客は避け、会話は最低 1 メートル以上、できれば 2 メートルの距離をと って行なうことが望ましい。
- 店内をこまめに換気する。
- 適宜、施設の消毒(ドアやテーブルなど複数の人の手が触れる場所)をすること。
- 支払いに際して、可能な限り電子決裁を推奨すること。
2. トイレ (※感染リスクが比較的高いと考えられるため留意する)
- 便器内は、通常の清掃を行なう。
- 不特定多数が接触する場所は、清拭消毒を行なう。
- トイレに蓋がある場合は、蓋を閉めて汚物を流すよう表示する。
- ハンドドライヤーは止め、備え付けのペーパータオルや個人用のハンカチの利用を促す。
3. 休憩スペース、喫煙所 (※感染リスクが比較的高いと考えられるため留意する。)
- 一度に休憩する人数を制限し、対面で飲食や会話をしないようにする。
- 休憩スペースは、常時換気する。
- 共有する物品(テーブル、いす等)は、定期的に消毒する。
- スタッフが使用する際は、入退室の前後に手洗いをする。
4. 更衣室
- 一度に利用する人数を制限し、対面で会話をしないようにする。
- 更衣室は、こまめに換気する。
- 共有する物品(テーブル、いす等)は、定期的に消毒する。
- スタッフが使用する際は、入退室の前後に手洗いをする。
5. クラスルーム
- 受講生同士の間隔をできるだけ離す(最低 1 メートル以上、できれば 2 メートル)よう 努力する。
- 適切な環境の保持(こまめな換気、温度、湿度の管理等)。
- インストラクター、受講生共にマスク等を着用する。
- アルコール消毒液を設置する。
- テーブルやイス等、不特定多数が触れる環境表面を消毒する。
- スタッフが使用する際は、入退室の前後に手洗いをする。
6. ダイビングボート
- 利用するダイバー同士が最低 1 メートル以上、できれば 2 メートル離れることができるよ う乗員数を制限する。
- 大声で話さない。
- 不特定多数が接触する場所は、清拭消毒を行なう。
- 対面で飲食や会話をしないようにする。
- 手や口が触れるようなもの(コップなど)は、適切に洗浄消毒するなど特段の対応を図る。
- 船室内をこまめに換気する。
7. 送迎車
- 使用前、使用後にドアやイスなど接触する場所の清拭消毒を行なう。
- 乗車前に手指の消毒を行なう。
- 移動中は窓を開けて換気する。
- スタッフ、お客様共にマスク等を着用する。
- 密にならないよう、乗車人数を制限する。
8. 器材の洗い場
- お客様が共用の水槽に器材を浸けることを避け、流水で洗う、もしくは持ち帰って洗うこと を推奨する。
9. ゴミの廃棄
- 鼻水、唾液などが付いたごみは、ビニール袋に入れて密閉して縛る。
- ゴミを回収する人は、マスク等や手袋を着用するようにする。
- マスク等や手袋を脱いだ後は、石鹸と流水で手を洗う。
10. 清掃・消毒
- 適切な洗浄剤や漂白剤を用いての清掃に努める。通常の清掃後に、不特定多数が触れる環境 表面を、始業前、終業後に清拭消毒する。
- 手が触れることがない床や壁は、通常の清掃を行なう。
11. ダイビングで使用する器材
- レンタル器材のうち、直接口をつける部分(マスク、スノーケル、レギュレーター、BC、オ クトパスなどの各マウスピース部分)は、お客様が使用するたびに各器材メーカーが推奨する 薬剤もしくは家庭用洗剤等を用いて洗浄・消毒し、乾燥させる。
- レンタル機材のうち、皮膚への接触のあるもの(ウエットスーツやブーツなど)は、水洗 いし、乾燥させる。
スタッフの健康管理/処遇
業務にあたっているスタッフ1人1人に対し、体調管理を徹底する。
- スタッフ全員の就業前の体調チェックを徹底
- お客様の健康チェック項目に該当するスタッフは出勤停止
- スタッフの家族等、同居者に感染者や感染者への接触があることが判明した場合は、即出勤 停止とし、他のスタッフとの接触について正確に把握する。
- 万が一感染が発生した場合に備え、個人情報の取り扱いに十分注意しながら、利用者等の名簿を適切に管理することも考えられる。
上記のほか、感染者と特定されていなくても、発熱、倦怠感、風邪症状などの体調不良を認め る場合には勤務をせず、自宅で健康管理、もしくはかかりつけ医を受診することに留意すること。
感染者が発生した場合の対処(保健所からの通知・本人からの通告)
感染拡大の恐れがあるため速やかに休業を行ない、保健所と対応にあたる。
- 即時に保健所へ報告。(求められる情報の速やかな開示)
- 保健所の指示に従ったうえで、早い段階で休業を決定し、関係者への周知の徹底。
- 自社内だけでなく行政に対する関連者リスト提出を求められる場合を想定し、抽出する データベースの確認や作表の手順などを事前に具体化。
その他、サービスの提供にあたり
お客様にサービス提供の際には、一定の距離(最低1メートル以上、できれば2メートル) を保ち、マスク等を着用する。お客様、スタッフ共に健康チェックを行ないながら運営を行な う。
- 各ダイビング教育機関が用意する E ラーニングの使用を推奨する。
- オンラインミーティングシステムを活用した知識の学習を推奨する。
- 健康チェック項目(1.(6)の掲示例に列挙されているような場合)に該当するお客様 の参加を断る。
- 現地集合、現地解散を推奨する。
- 器材は極力、お客様ご自身のものを使うことを推奨する。
- ブリーフィング等、会話する際は最低1メートル以上、できれば 2 メートルの間隔をと り、可能な限り対面を避ける。
- インストラクター、受講生共にマスク等を着用する。
- お客様同士が密にならないよう努める。
- インストラクターの健康チェックを強化する。