沖縄県マリンレジャー事業者団体連合会は
マリンレジャー産業の「現状」「課題」「問題点」「改善策」を、現場の立場から議会や行政に届けるために、沖縄本島、伊江島、宮古島、石垣島、西表島など11のマリンレジャー事業者団体の380社で構成されている一般社団法人です。
通称名のMBFは、沖縄県マリンレジャー事業者団体連合会の英語訳「Marine Leisure Business Federation of Okinawa」の頭文字です。
沖縄の海を安心して楽しんでいただくために
- 消費者保護を目的に、安全を基軸とした沖縄独自のお店選びの基準作りを目指します
- 沖縄の海を楽しむ全ての人に、安全に安心して楽しいんで頂くために、一次救命と海域でのレスキュー法について知識と技術のアップデートを続けます
- 沖縄のサンゴ礁を未来に繋げるために環境保全活動を実践推進します
- マリンレジャー事業者としてコンプライアンスを遵守します
- 沖縄県統一基準のもと悪質事業者を指導できるシステムの確立を目指します
安全を基軸とした基準が必要
マリンレジャー業界には安全の品質管理ができる組織がなく、危機管理は事業者に委ねられているため対応能力には差があります。ダイビングインストラクターの資格維持に、一次救命処置やレスキュートレーニングの必要もないことをご存知ですか。
沖縄県マリンレジャー事業者団体連合会(MBF)の会員は、1年に一度の一次救命処置とレスキュートレーニングのアップデートを行い、最新の情報に基づく知識と技能を習得を目指しています。
SDG’s
世界有数のサンゴ礁を未来に残そう
世界に450種類あるサンゴのうち約400種のサンゴが生息する世界有数の沖縄のサンゴ礁は、地球温暖化が原因で起きた 1998年の世界的なサンゴ礁白化現象、2000年頃から大量発生した オニヒトデによる食害などにより壊滅的な影響を受けています。
サンゴ礁は他に例を見ない稀有な生態系であり、極めて脆弱な生き物です。
近年、水質汚染や海水温上昇の影響などを受け急速に減少しつつあります。世界のサンゴ礁の50%が危機状態にあり、30年後には絶滅してしまうとの予測もされています。
この貴重なサンゴ礁を守り未来に残すために、各地域の登録事業者団体ではサンゴ礁の保全活動を実施しています。
老若男女を問わずお客様と事業者が連携して参加できる海のエコプロジェクトの準備も進めています。
お客様の安全を最優先に考えトレーニングを続けています
一次救命処置
毎年行われるCPRトレーニング
日赤の一次救命処置のCPR(心肺蘇生法)の講習会を、地域の医師会や消防等の協力得て、最新の知識と技量のアップデートを行っています。
トレーニング用人形だけでなく、実際の人間で圧迫ポイントや人工呼吸の吹き込む体制を確認も行っています。
搬送のトレーニング
離島では、救急車を待つより自分たちで搬送する方が早い場合があるため、実際の人間を使い車まで運び搬送するトレーニングも行っています。
レスキュートレーニング
水中から水面まで
水中で遭遇した溺者を、いかに安全に水面まで浮上させ人呼吸をスタートするかのトレーニング。
呼吸停止や心停止からの蘇生率は秒単位で変わるため、いかに正確に早く行うために反復したトレーニングが重要になります。
水面から船上へ
船の形状や救助者の数により船上への引き上げ方法が変わるため、様々な状況を想定してトレーニングを行っています。
船上では
スムーズにCPRがスタートするだけでなく、医療用酸素キットやAEDの用意や、海上保安庁等のへの連絡を、周りの人の協力を得て行うトレーニングも行っています。
サンゴ礁保全活動
サンゴを未来に繋げるために
サンゴ捕食動物の駆除
サンゴを捕食するオニヒトデやイシガイダマシが、大量に発生した場合サンゴ礁保全活動の一環として駆除活動を行っています。
サンゴの植付け
元々サンゴが生育してた海域に、陸上施設で育てたサンゴを植え付けることで、サンゴ礁生態系の早期回復を目指しています。
また、植え付けたサンゴは定期的なモニタリングを行っています。